胡蝶蘭

胡蝶蘭
植物分類*ラン科
園芸分類*温室多年草
原産地*東南アジア、インド北部
花ことば*(白)厳粛な愛
〜日光〜冬は窓越しの光を当てて暖かい室内か温室で
    越冬します。
    直射日光をさけてください。
〜温度〜越冬温度:15〜20℃が最低温度
    最適温度:18〜22℃
〜水分〜春に新芽がのびて来る頃から秋までの間は
    乾燥させないように与えます。
    開花中は霧吹きをして湿度を与えて下さい。
〜肥料〜育成中は液肥を1週間に一度与えます。
    冬の間は必要ありません。
・来年も花を咲かせるために・
5から7月の梅雨時期まで植え替えの適期。素焼き鉢に
水こけで植え替えます。発芽は1日に25℃以下の温度が
18時間あり、1ヶ月続くと発芽が形成されます。
1月
日中はガラス越しの日光が当たる場所へ、夜間や明け方には気温7度以上の場所に置きます。段ボールや発砲スチロールの箱に入れて温度低下を防止します。植込材料の表面が乾いて白っぽくなってもすぐに水を与えず、もう1日待ってから午前中に水をあげます。水は1時間前に汲み室温と同じ水温にします。
2月
1月と同様です。日光不足の所に置くと葉が垂れて葉肉も薄くなり、7度以上で越冬した場合も葉にシワができるので、茶色くなった時点で切り取ります。大雪の翌日は窓際の温度が下がるので注意します。
3月
日中は日光の当たる室内の暖かい所に、夜間は少しでも暖かい所に置きます。葉への霧吹きも行います。 肥料は葉へ2000倍の液肥を霧吹きでかけてやる程度とします。根腐れが生じ葉にしわが出ている場合は小さめの鉢に植え替え暖かいところに置き霧水を多く与えます。
4月
室内の明るいところに置きます。つぼみが出てきても今までと同じ所に置きます。レース越しの薄日を半日くらい当てるようにします。夜間は少しでも暖かい所に置きます。植込材料の表面が乾いてきたら水を与えます。自然に乾く分も多いため与える回数は3月の倍近くになります。
5月
室内の明るい所に置きます。つぼみが出ている株は場所を変えると環境変化の為、つぼみが開きません。レース越しの薄日を半日くらい当て、窓をあけ風を通します。夜間は戸外に出すと環境変化により生長が止まります。水やりは植込材料の表面が乾いて白っぽくなったら与えます。新しい白根が何本も伸びだしている株には週1回、1000倍の液肥を与えます。植替は下旬からで、株が鉢一杯になり倒れるようになったもので新根が何本も出ているものを植替ます。
6月
室内の明るい所に置きます。日光が半日当たらないと株は充実しません。晴天の日にはレースのカーテン越しの日光を当て曇天時にはガラス越しの日光を当てます。日中は窓をあけ風を通します。梅雨のため水やり回数は少なくなります。水やりの代わりに1500倍に溶かした液肥を与えます。植替はどんどん行って下さい。新根が伸びてくるので根づきは早いです。
7月
日中気温が30度を越すようになると株は新しい根を張ったり株の中央から新しい葉を展開します。室内に置いている場合はレースのカーテン越しに日光にあてますが、今月から秋までは戸外に置いても良いです。戸外の場合は50%の遮光を施し半日くらい日の当たる所に置きます。戸外に出すのは最低温度が18度以上の時期です。晴天が続くと鉢がよく乾くようになります。乾いたら水を与え定期的に1500倍に薄めた肥料を与えます。水やりは午前中に行います。
8月
高温多湿は最も条件の良い環境です。葉も大きく根の数も増えます。置き場所は7月と同様です。乾いてきたら水を与えますが1日2回はやり過ぎです。植込材料の表面が乾いても内部はぬれているので翌日水を与えます。肥料やりは欠かせません。半月に1回は鉢を90度回転させ株に平均して日光を当てます。
9月
差し込む太陽の角度が低くなっていますので西日に注意して遮光の工夫が必要です。水は植込材料の表面が乾いてから与えるようにし、午前中に与え次に乾くまで待ちます。温室なしで冬越しをする場合は、液肥1000倍を週1回与えます。葉の表面に細かいしわが出たり、葉がぐったりしたり、葉色が赤ぽっくなってきたりと夏バテした株も出てくるので、すぐに植替えます。
10月
室内に置く場合はガラス越しの日光に変えます。日光の強さも日照時間も日増しに短くなってくるのでできるだけ日光に当てるようにします。戸外に置く場合は夜温が18度を割る頃に室内に取込ます。葉水は室内の暖房を開始する頃から始めます。春まで肥料は与えません。
11月
気温が下がると生育を停止します。夜間は部屋の中の最も暖かい所に置き、日中はガラス越しの日光が半日くらい当たる所に置きます。暖房器具の側や温風が直接当たる所は株が疲れるので避けます。表面が乾いてきたら1日待って午前中に水を与えます。加温中には霧吹きで葉水します。暖房を消す直前に霧吹きをしてはいけません。
12月
日中はガラス越しの日光が当たる場所へ、夜間や明け方には気温7度以上の場所に置きます。日中はガラス越しの日光が当たり、夜間や明け方には7度以上の温度が保てるところに置きます。植込材料の表面が乾いて白っぽくなってもすぐに水を与えず、もう1日待ってから午前中に水をあげます。水は1時間前に汲み室温と同じ水温にします。
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胡蝶蘭はちょっと難しい花ですが、花をつけてくれるととってもうれしいものです。是非来年もお花がつくようがんばってください。